新しい紙幣が公開、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎がお札の顔に

目次

主な様式

2024年7月に発行される新紙幣には、次のような仕様があります。

  • 偽造防止技術として、「高精細すき入れ」と「3Dホログラム」が導入される
  • 紙幣を斜めに傾けると肖像が立体的に動いて見えるホログラム技術が導入される
  • 紙の厚みを微細に変え高精細な模様が施された「すかし」が導入される
  • 記番号が9桁から10桁に増える

新紙幣のデザインは、2004年以来20年ぶりに一新されます。1万円札には渋沢栄一がデザインされ、5千円札と千円札も刷新されます。

新紙幣が発行されても、旧紙幣は額面どおり使用できます。銀行へ持っていけば、新紙幣と交換することもできます。

また、以下の様なユニバーサルデザインにすることを予定しています。

・指の感触により識別できるマークの形状変更及び券種毎の配置変更
・額面数字の大型化(表・裏)
・「ホログラム」及び「すき入れ」位置を券種毎に変更

券 種表(肖像)
新一万円券渋沢栄一東京駅(丸の内駅舎)
新五千円券津田梅子フジ(藤)
新 千円券北里柴三郎富嶽三十六景
券 種表(肖像)
一万円券福沢諭吉鳳凰像
五千円券樋口一葉燕子花図
千円券野口英世富士山と桜
券 種寸  法
新一万円券縦: 76ミリメートル横:160ミリメートル
新五千円券縦: 76ミリメートル横:156ミリメートル
新 千円券縦: 76ミリメートル横:150ミリメートル

発行時期

 2024年度上期を目途。

新しい日本銀行券のイメージ

財務省のページより引用

https://www.mof.go.jp/policy/currency/bill/20190409.html

1.新一万円券

新一万円券の表の図柄
新一万円券の裏の図柄

(注)ホログラムをはじめ図柄等の細部については、今後、検討の上、決定予定。

また、様式は所要の手続き等を経て、今後、告示で定めることとなる。

2.新五千円券

新五千円券の表の図柄
新五千円券の裏の図柄

(注)ホログラムをはじめ図柄等の細部については、今後、検討の上、決定予定。

また、様式は所要の手続き等を経て、今後、告示で定めることとなる。

3.新千円券

新千円券の表の図柄
新千円券の裏の図柄

(注)ホログラムをはじめ図柄等の細部については、今後、検討の上、決定予定。

また、様式は所要の手続き等を経て、今後、告示で定めることとなる。

(資料3)

新しい五百円貨幣のイメージ

新しい500円貨幣のイメージ図

財務省HPから引用

(注)上記は、発行時期が「元号を改める政令」の施行以降であることを踏まえたイメージ。形式等の細部については、今後、検討の上、決定予定。

また、形式等は所要の手続き等を経て、今後、政令で定めることとなる。

2024年度上半期に新しいデザインの紙幣が発行されるのを前に、日銀は4月14日、新しい紙幣を報道陣に公開しました。

政府は、偽造防止などを目的に、一万円札、五千円札、千円札の3種類の紙幣のデザインを一新し、2024年度の上半期に新紙幣が発行される予定です。

1万円札は今の福沢諭吉から渋沢栄一に、5千円札は樋口一葉から津田梅子に、千円札は野口英世から北里柴三郎に、それぞれ変わります。

日銀は新たなデザインを広く知ってもらおうと、中央区にある本店で、新紙幣を報道陣に公開しました。

福沢諭吉から渋沢栄一へとお札が変更する前に、多くの人々が偉人の功績やどのような人物であったか関心を寄せています。

福沢諭吉の「学問のすすめ」を要約しています。
初心者にも分かり易いように、説明をしています。ぜひ、ご興味のある方は、ご確認ください。

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新しい紙幣の顔 渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の功績

新一万円札の顔 渋沢栄一

渋沢栄一(しぶさわ えいいち)は、日本の近代資本主義の先駆者であり、明治時代から昭和初期にかけて活躍した実業家、政治家です。彼は日本の近代化に大きな影響を与え、経済界や社会全体に多大な貢献をしました。

渋沢栄一の主な経歴や業績には次のようなものが含まれます:

  1. 三菱財閥の創業者: 三菱グループの創設者の一人として知られています。明治維新後の日本で重要な産業の基盤づくりに貢献し、三菱財閥を設立・育成しました。
  2. 近代的な企業経営の導入: 西洋の経営手法を取り入れ、日本の経済システムの近代化に貢献しました。その経営哲学や戦略は、日本の企業文化の形成に影響を与えました。
  3. 金融機関の設立: 三菱財閥の他にも、銀行や保険会社など多くの金融機関を設立しました。これにより、日本の金融業界の発展に寄与しました。
  4. 教育や文化の支援: 教育や文化の発展にも熱心であり、多くの教育機関や文化団体に寄付や支援を行いました。彼の支援により、日本の教育や文化の振興に貢献しました。

彼の業績は日本の近代化における重要な一翼を担い、その後の日本経済や産業の発展に大きな影響を与えました。彼の経済的な手腕や社会的な貢献は、日本の歴史において非常に重要なものとされています。

新五千円札の顔 津田梅子

津田梅子(つだ うめこ)は、明治時代から大正時代にかけて活躍した日本の教育者であり、女性の教育機会を拡大し、女性の地位向上に貢献したことで知られています。

彼女の主な業績としては以下のようなものが挙げられます:

1.教育の普及: 津田梅子は女性の教育機会を重視し、女子教育の普及に努めました。彼女は東京に津田塾大学(現在の津田塾大学)を創設し、女性のための教育機会を提供しました。
2.女性の地位向上への貢献: 当時、女性の社会進出や教育機会は限られていましたが、津田梅子は女性の自立と教育を重視し、女性の地位向上に尽力しました。彼女の活動により、女性がより広い社会で活躍するための基盤が整いました。
3.慈善活動: 津田梅子は教育のみならず、慈善活動にも積極的に関わりました。彼女は社会福祉にも興味を持ち、様々な支援活動を行いました。

彼女の功績は、当時の日本社会における女性の地位向上と教育の普及に大きな影響を与えました。津田梅子の活動によって、女性の社会参加や教育機会が拡大し、近代日本社会における女性の役割が変容する一助となりました。

新千円札の顔 北里柴三郎

北里柴三郎(きたざと しょうざぶろう)は、日本の医学者であり、細菌学や免疫学の分野で業績を残したことで知られています。彼は近代日本医学の発展に多大な貢献をし、世界的にもその業績が高く評価されています。

彼の主な業績には以下のようなものが含まれます:

  1. 破傷風の研究: 北里柴三郎は破傷風の研究を行い、破傷風菌の発見とワクチンの開発に成功しました。この業績により、破傷風の予防に大きな貢献をしました。
  2. 養血清法の導入: 彼は養血清法を導入し、この方法を用いて破傷風や狂犬病の予防に取り組みました。この手法は後に免疫学やワクチン研究の基盤となりました。
  3. 医学教育の発展: 北里柴三郎は医学教育の発展にも貢献しました。彼の指導のもとで多くの医学生が育ち、彼の功績は後進の医学教育にも影響を与えました。

北里柴三郎の業績は日本だけでなく世界中で高く評価され、彼の研究成果や貢献は医学の分野に大きな進歩をもたらしました。彼の研究や成果は、現代の医学や予防医学の基盤を築く上で重要なものとされています。

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