毎日、悩みがあってなかなか前に進まないことが多いな…
そんなときは!アルフレッドアドラーが著書の「嫌われる勇気」について学ぶことをおすすめするよ。要約してみたから大事な部分を理解して、日常に活かしてみてね!
こんな人におすすめの記事です!
・今よりも人生を楽にしたい人
・人生観を変えたいと思っている人
日本国内で200万部以上、世界累計480万部売れている超ベストセラー「嫌われる勇気」について解説するよ!
結論
結論からお話をすると
①悩みはすべて人間関係から生まれている。
②承認欲求を捨てなさい。
それでは、詳しく解説していきます。
原因論の否定、すべては目的論
人間は、原因があるから行動しているのではなく、目的があるから行動していると言えます。
例:上司にすごく怒られている部下を見た時に、周りから見たら、部下がミスをしたから上司に怒られていると思うと思います。また、上司は、何か部下に原因があったから怒鳴るという行動を起こしていると大半の人が思います。
これをアドラーは、全力で否定しています。
アドラーの考える目的論は、実は若手がミスしたことが原因ではなく、上司の目的があるからです。
その目的は、上司が部下に歯向かわれないようにしたいから若手に向かって怒鳴ったり、上下関係を若手に見せつけたいなど思っているからです。
かなり不思議な感じがしますが、でも正しいことであると気が付きます。
冷静に考えてみると、若手がミスしたとこは、すごい剣幕で怒る人もいれば、冷静に注意している人もいます。
ミスの大きさは変わらなくても、相手を威嚇したいという目的の人は怒るし、「今後ミスが起きなければいい」という人は声を荒げないたりしないです。
論理的に話しても通じないと考えている場合などは、相手を言い負かせてやろうと思っているときは、声を荒げることがあります。
それでは、アドラーの目的論から何が学べるか。
過去・原因に縛られない
アドラーは、原因とか暗い過去に縛られてはいけないと言っています。
具体的な例を挙げると、
具体例①:
両親が離婚したことで(原因)自分たちの結婚生活がうまくいかない(行動)。
結婚生活がうまくいかなかった場合に、両親を言い訳にしようとしている。
良い結婚生活にしたいならこの瞬間からパートナーを大事にすれば良いだけの話。
でも、人は、過去に縛られてしまうことで、未来に不幸なことが起きた場合の言い訳を考えてしまうのです。
具体例②:
一人っ子で暗い性格(原因)だったから、人と楽しくコミュニケーションを取ることができない。(行動)
今までの自分が暗かったという過去に縛られてしまい、これからもコミュニケーションがとれなくなってしまう。
リスクがあるからといって、原因や過去のせいにしてはいけないとアドラーは言っています。
もっとコミュニケーションを上手く取りたいと思うなら、今、この瞬間に笑顔で人に話かければいいだけなんです。
多くの成功者は、今、この瞬間を生きろと言います。
原因論で生きていくのではなく、目的論で起きていくことが重要です。
課題の分離
課題の分離=自分がコントロールできることは一生懸命やって、コントロールできないことは考える事さえするな。
自分の課題と他人の課題を分けて考える。
具体例:
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることができない。」
馬に水を飲ませたいと思ったら、馬を水辺に連れて行くことは自分の課題だが、水をゴクゴク飲むのは、馬の課題になる。
生きていると色々な課題が降ってきます。
いつも悩みが絶えない人は、自分の課題と他人の課題をすべて解決しようとしています。
自分の課題だけに全力を尽くす。
コントロールできる課題のみ集中することが重要であるとアドラーは言っています。
サラリーマンのよくある悩みの場合、どんなに頑張っても上司が評価してくれない。
どうやったら評価してくれるか分からないということがあります。
この場合、課題の分離ができていないということです。
自分の課題:実績を残すこと。上司に気に入ってもらう。
上司の課題:自分のことを評価する。
自分にできることはそのぐらいしかなく、それでも不当な悪い評価を受けるのであれば、異動・転職、上司を飛ばすための工作など、自分がコントロールできる範囲で行えばいい。
間違ってもこの上司にいつかいい人になれば良いと願うことはしないでください。
残念ながら人は変わりませんし、上司ならなおさらです。
他人を変えようと思うのは、他人の課題に首を突っ込んでいることになります。
課題の分離=承認欲求を捨てろ
人は、油断したら承認欲求の奴隷になりがち。
例えば、大学を選ぶ際に、この勉強がしたい、この環境で学びたいと初めは思うものですが、いつの間にか、誰かにすごいと思われたいと承認欲求が生まれてしまいます。
目的として、誰かに褒められるために大企業で仕事をする。
誰かに怒られないように、誰かに褒められるために仕事をする。
それら、他人の課題をゴールにすることは、一番やってはいけないことである。
承認欲求を刺激して頑張らせるような環境になっている、承認欲求の奴隷は、他人の課題ばかりに注力してしまっている。
本当に自分にとって何が楽しいのか、何を幸せに感じるのかを追求して、自分の課題に注力することが重要である。
与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである
人生は、過去の自分に縛られるだけでなく、与えられたものをどう使っていきていくか、それが人生を楽しくするコツでもあり、自分が幸せになる方法でもあります。
タテの関係を作るな
上下関係を作ってはいけない、いつも対等な関係であれということです。
上下関係を作らないための方法としては、人を褒めてはいけないとアドラーは言っています。
褒めることで自然と上下関係を生んでしまっていて、ただ褒めることは、承認欲求を刺激してしまうだけで承認欲求の奴隷を量産しているだけともいえます。
これら、アドラー心理学ではNG行為になります。
アドラーは、その代わりに感謝をしようと語られています。
なぜなら、感謝は、上下関係を生み出さないからです。
結局は、どれだけ誰かに貢献して感謝されるかが大事です。
また、絶対に感謝されたいと思ってはいけない。
自己満足がとても大事で、相手の課題に突っ込まないようにしてください。
まとめ
・原因論の否定、すべては目的論
・課題の分離
・与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか
・タテの関係を作るな
本書を通して、自分でコントロールできることに注力して、過去に囚われずに生きていく重要性を理解することができました。誰かに褒められたいと思う承認欲求を持つのではなく、自分のできることに集中して誰かに貢献していく生き方を選ぶことででより良い人生を選択していければと思いました。
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