【内向的なままでいい!】静かな人の戦略書 静かで控えめは賢者の戦略

著者:ジル・チャンさんとは?
・ミネソタ大学大学院修士課程修了、ハーバード大学、清華大学でリーダーシップ・プログラム修了
・過去2年間で行ったスピーチは200回以上に及ぶ
・現在は母国の台湾・台北市に拠点を置きながら、内向型のキャリア支援やリーダーシップ開発のため国際的に活躍している

「静かで控えめ」は賢者の戦略。外向型が優位な世界で、内向型がその魅力を最大限に発揮する方法とは? 世界的ベストセラー、ついに日本上陸!

悩み人

恥ずかしくて、人と話すのが苦手だな・・・
もっと外交的なあの人みたいになれないかな。

もちパン

その気持ち凄くよくわかるよ!そんなときは『静かな人の戦略書』から学ぶことがいっぱい!ありのままでよかったと気づかせてくれる本だよ!

本書でこんなことが分かります! 

・内向型が外向型よりも劣っているのは間違い!
・内向型は信頼に結びつく特徴があった!

私なりに、『静かな人の戦略書』について、かなりギュッと凝縮してまとめました!
それでは、いきましょう!

結論内向型には内向型の強みがある。人間関係や仕事の悩みに憂いる必要はない。

目次

内向型には内向型ならではの強みがある

内向型には内向型ならではの強みがある

この著者ジル・チャンさんは、生まれもって内向型で、外向型の人たちを羨ましいと思ってきました。
外向型の人たちはてきぱきしていて、頭の回転も速く、即座に決断を下し、行動も迅速でリスクを取るのも恐れないことを知っていました。

一方、内向型の人たちは、新しい環境は苦手で緊張してしまい、物事を深く考えがちで、多くの刺激には対応できない。何をするにも優柔不断で用心深く、相手の話を聞くのが好きで、争いはなるべく避けるなどの傾向がありました。

一見、外向型の方が有利に思えるますが、内向性があるからといって、自分自身に限界を設ける必要はないといいます。

優柔不断は、裏を返せば思慮深いということだし、心配性は、リスクマネジメントにおいては有用な資質だ。

内向型の脳は即座に反応するのが得意ではない。そのため、外向型になろうと努力したところで、内向型の悩みがすべて解決するわけではない。それどころか、内向型には内向型の能力が備わっていて、それを発揮するには、内向型ならではのやり方があります。

内向型の特長は目立たないものが多いが、いずれも非常に価値があります。

内向型の仕事術

内向型の仕事術

控えめな態度が信頼感を生んでいる。

情報収集に余念がなく、スピーチの際も何度も練習をする。

また、よく相手の話を聞くので、社交ではそれが役立つ。口調がやわらかいので、様々な知識を盛り込んだスピーチを披露しても、聴衆は押し付けがましい感じを受けないなどです。

内向型は無理をせずに自分らしく、穏やかな、落ち着いた話し方をすればそれでいいのです。
地味すぎてパッとしない、などと思う人はいません。

世の中のリーダーは、内向型の人が多いです。
なぜなら、内向型は観察力があり、全力で仕事に没頭できるからです。

傾聴を武器にする

内向型は他人の感情を感じ取りやすく、相手の言葉の端々や身振りや表情をとらえて、意味を読み取るのが得意です。そのため、わずかな手がかりを逃さずに、決断や判断を下すことができる。

長所の1つは、相手の話にしっかりと耳を傾けることです。

傾聴は弱点を武器に変えて自信をつける方法の1つでもあり、相手の話をしっかりと聞くことに加えて、内向型ならではの感受性も相まって、的を得た、思慮深い受け答えができ、話をしている人は感銘を受ける

自分の目の前にいる数人の話にしっかりと耳を傾け、心からの興味と思いやりを示すことが大事です。

仕事場に馴染む

内向型は、オープンな環境では、プレッシャーが増す傾向があり、人になかなか相談できないことがあります。

必要なことは主に3つあります。

  1. 一人だけ仲間を見つける(安心できる環境を作る)
  2. 仕事の能力を示す
  3. 明確な成果を出す


内向型は、抜け漏れがなく予想される問題点にいちはやく気づけるため、十分な時間さえ与えれば、予想を上回る成果が出せる特徴があります。

内向型の人間関係

内向型の人間関係

内向型の友人選び

内向型が友人選びをする際に、高いハードルを設けるといいです。

例えば・・・・

  • 気を遣わず信頼できる人
  • 居心地の悪さや不安を感じない
  • 家族とも知り合うほど親しくなれる

職場の人との関係は、特に無理することなくありのままの人間関係でいればいいです

なぜなら、職場の関係は、何度か顔を合わせるうちに色々な話ができるようになったり、話題の幅も広がっていくからです。
職場は、共に困難を乗り越えなくてはならないため、無理をしなくても固い絆と信頼関係が生まれやすいのです。

しかし、最も気を付けなくてはならないのは、新しい人との出会いです

内向型にとって、エネルギーは最も大きな資産です。
社交イベントや新たな人と出会う場では、出席理由を明確にしてから必要と思えば、出席しましょう。

内向型の人は、外向型の人の人間関係の築き方とは、武器が異なるだけで、例えば、傾聴力が高かったり、敏感で思いやりがあるため、深い人間関係が築きやすいです。

「自分のせい」にしない

「内向型は怒れない」と誤解している人は多いもの。しかし実際は、内向型の怒りの表現は露骨ではなく、目立たないだけなのだと著者は指摘しています。

オフィスでトラブルを解決する際に、「最終的な責任がどちらにあるのかをはっきりさせよう」という話になることは少なくありません。しかし、そのような対立姿勢を捨て、両者ともに相手側の意見や考え方を理解するよう努めるべきです。そしてこれは、内向型の人にとってはとりわけ重要だとか。

怒ったり、怒鳴り合ったりするのが嫌で、自分の考えや感情を表に出さずに黙ってやり過ごしていると、長期的には対人関係にマイナスとなってしまうからです。

内向型の潜在能力

内向型の潜在能力

本書で紹介されている組織心理学者のアダムグラントさんは、成功するための重要な資質は、謙虚さだといいます。

謙虚な人の特徴

  1. 自分の弱点や欠けているものを知っている
  2. 個人の利益よりチームの利益を最優先する
  3. 常に練習を怠らない

これは、まさしく内向型の特徴です。

さらに内向型はリーダーの素質があります。

経営管理や企業の持続性、成長に関するコンサルタント講師であるジム・コリンズは、飛躍を遂げた多くの企業や事業を調査したところ、優秀なCEOは、謙虚で穏やかで物静かであり、自己抑制や自制心に優れ控えめな性格だったといいます。

まとめ

内向型には内向型の特徴があり、洞察力、謙虚さ、思慮深い、細かい点に気づくなど、その点を仕事でも活かすことができ、リーダーの資質が備わっている。
新しい人と出会うことはとてもエネルギーが必要なので、無理に関係を築くのではなく本当に関係性を築きたい人に限定しても構わない。
仕事場での人間関係は、自分のペースで作っていけばそれで良い。

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